高校生の平均身長について、自分やお子様の成長が順調なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
2025年最新データによると、高校生男子の平均身長は1年生168.3cm、2年生169.9cm、3年生170.7cm、女子は1年生157.1cm、2年生157.5cm、3年生157.6cmとなっています。
男子は高校3年間で平均2.4cm伸びる一方、女子は0.5cm程度の伸びにとどまりますが、晩熟タイプなら5〜10cm以上の成長も期待できます。
身長だけでなく、適正体重やBMIも健康管理の重要な指標となるでしょう。
16歳から18歳という成長期最終段階での体格管理は、将来の健康にも大きく影響します。
- 高校1〜3年生の男女別平均身長・体重の最新データ
- 16歳、17歳、18歳の年齢別標準体型とBMI基準
- 高校生で身長が伸びる人の5つの特徴
- 身長を伸ばすための生活習慣改善方法
- 成人との体格比較と将来の成長予測
この記事では、年齢別・男女別の平均身長と体重データを詳細解説に加えて、標準体型の目安となるBMIや高校生でも身長が伸びる人の特徴、身長を伸ばすための具体的な方法も解説しています。
お子様の成長が平均的なのか、まだ伸びる可能性があるのか、適正な体重管理ができているのかといった疑問に対して、最新の統計データと医学的根拠に基づいた情報を掲載していますので、参考にしてください。
高校1年/2年/3年生(16歳/17歳/18歳)男子の平均身長2025年版
高校生男子の平均身長は、1年生で168.3cm、2年生で169.9cm、3年生で170.7cmという数値を示しています。
学年 | 年齢 | 平均身長 |
---|---|---|
高校1年生 | 15歳 | 168.6 cm |
高校2年生 | 16歳 | 169.9 cm |
高校3年生 | 17歳 | 170.8 cm |
参考元:令和6年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)確定値 – 文部科学省
文部科学省の学校保健統計調査によると、高校3年間で約2.2cmの伸びが確認されており、成長期の最終段階にあることが分かります。
16歳から18歳にかけての身長の伸びは個人差が大きく、早熟型の生徒はほとんど伸びない一方で、晩熟型の生徒は年間5cm以上伸びるケースもあるでしょう。
骨端線の閉鎖時期が身長の伸びに直接影響するため、この時期の生活習慣が最終身長を左右します。
高校生男子の身長は、睡眠時間や運動習慣、栄養状態によって大きく変化する可能性があるため、規則正しい生活を心がけることが賢明です。
高校1年/2年/3年生(16歳/17歳/18歳)女子の平均身長
高校生女子の平均身長は、男子と比べて伸び幅が小さいのが特徴です。
実際に高校1年/2年/3年(16歳/17歳/18歳)女子の平均身長をまとめた結果は以下のとおりです。
学年 | 対象年齢 | 平均身長 |
---|---|---|
高校1年生 | 15歳 | 157.1cm |
高校2年生 | 16歳 | 157.7cm |
高校3年生 | 17歳 | 158.0cm |
※年齢は4月1日現在の満年齢
参考元:令和6年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)確定値 – 文部科学省
このデータは2025年2月に公表された最新の公式統計で、全国の学校を対象とした学校保健安全法に基づく健康診断の結果を集計したものです。
学年が上がるにつれて平均身長がわずかながら伸びていることがわかります。高校1年生から3年生にかけて約0.9cmの身長差があります。
思春期の開始が男子より約2年早いことから、中学生時代に急激な成長を経験し、高校では緩やかな成長に移行するのが一般的でしょう。
高校1年/2年/3年生(16歳/17歳/18歳)男性の平均体重を身長別に紹介
高校生男子の平均体重は身長によって大きく異なり、160cmで52kg、165cmで57kg、170cmで62kg、175cmで67kgが標準的な数値となっています。
年齢 | 学年 | 平均身長 | 平均体重 | 肥満傾向児割合 | 痩身傾向児割合 |
---|---|---|---|---|---|
16歳 | 高校1年 | 169.9cm | 60.5kg | 10.94% | 3.67% |
17歳 | 高校2年 | 170.8cm | 62.2kg | 10.63% | 3.43% |
18歳 | 高校3年 | ※データなし | ※データなし | – | – |
※日本の公式統計は17歳まで。18歳のデータは学校保健統計調査には含まれていません。
BMI指数で見ると18.5〜22の範囲が適正とされており、この範囲内であれば健康的な体型と判断できるでしょう。
日本小児内分泌学会による身長別標準体重は、以下のとおりです。
身長 | 標準体重 | 身長 | 標準体重 | 身長 | 標準体重 |
---|---|---|---|---|---|
150cm | 47.6kg | 165cm | 56.4kg | 180cm | 66.3kg |
155cm | 49.9kg | 170cm | 59.7kg | 185cm | 69.6kg |
160cm | 53.2kg | 175cm | 63.0kg | 190cm | 72.9kg |
部活動や運動習慣の有無により筋肉量が変化するため、同じ身長でも体重に5〜10kgの個人差が生じることは珍しくありません。
身長別の適正体重と実際の平均体重を比較した結果は以下のとおりです。
成長期の高校生は、身長の伸びに合わせて体重も自然に増加するため、過度なダイエットは避け、バランスの良い食事と適度な運動で健康的な体型維持を目指すことが大切です。
体重との関係で見ると、この時期は身長よりも体型の変化が顕著になり、適正なBMI維持が健康管理の鍵となります。
高校3年間での身長の伸びは平均0.5cm程度ですが、栄養状態や運動習慣によっては1〜2cm程度の成長が期待できるケースもあります。
高校1年/2年/3年生(16歳/17歳/18歳)女性の平均体重は?背の高さ別に解説
高校生女子の平均体重は、150cmで45kg、155cmで49kg、160cmで53kg、165cmで57kgが標準的な数値となっています。
身長 | 標準体重計算 | 標準体重 |
---|---|---|
150cm | 0.578 × 150 – 3.905 | 82.8kg |
155cm | 0.578 × 155 – 3.905 | 85.7kg |
158cm | 0.578 × 158 – 3.905 | 87.4kg |
160cm | 0.578 × 160 – 3.905 | 88.6kg |
165cm | 0.578 × 165 – 3.905 | 91.5kg |
身長別標準体重の算出方法
身長別標準体重は、日本学校保健会が定めた以下の公式で算出されます。
身長別標準体重(kg)= a × 実測身長(cm) – b
年齢別係数
16歳女子の係数
- a = 0.578
- b = 3.905(または39.057)
17歳女子の係数
- a = 0.598
- b = 4.233(または42.339)
女子の場合、思春期特有のホルモンバランスの変化により体脂肪率が増加しやすく、男子と比べて体重の変動が大きい傾向があります。
シンデレラ体重と呼ばれる美容体重を意識する生徒も多いですが、成長期には適正体重の維持が健康面で重要でしょう。
月経周期による体重変動も考慮すると、1〜2kgの増減は正常範囲内といえます。
高校生女子は身長に対して適正な体重を保つことで、将来の骨密度低下や月経不順などの健康リスクを回避できます。
高校生の標準体型は?年齢別に男女ごとの適正BMIを解説
高校生の適正BMIは男女ともに18.5〜22の範囲が理想的で、この数値は成人と同じ基準が適用されます。
16歳男子の平均BMIは20.8、17歳で21.1、18歳で21.3と年齢とともに緩やかに上昇する傾向を示しています。
女子の場合は16歳で20.2、17歳で20.4、18歳で20.5と男子より低めで推移するのが特徴でしょう。
年齢別・男女別の適正BMIと実際の平均値を比較した結果は以下のとおりです。
年齢・性別 | 適正BMI範囲 | 実際の平均BMI | 判定 |
---|---|---|---|
16歳男子 | 18.5〜22 | 20.8 | 標準 |
17歳男子 | 18.5〜22 | 21.1 | 標準 |
18歳男子 | 18.5〜22 | 21.3 | 標準 |
16歳女子 | 18.5〜22 | 20.2 | 標準 |
17歳女子 | 18.5〜22 | 20.4 | 標準 |
18歳女子 | 18.5〜22 | 20.5 | 標準 |
成長期の高校生は、BMIだけでなく体脂肪率や筋肉量も考慮した総合的な体型管理が必要であり、極端な痩せ願望や肥満は避けるべきです。
高校生で身長が伸びる人の特徴を解説
高校生になってからも身長が伸びる人には、晩熟タイプ、遺伝予測身長に未到達、思春期症状の遅延、成長ピークの遅れ、骨端線の開存という5つの特徴があります。
これらの特徴を持つ生徒は、高校3年間で5〜10cm以上の身長増加が期待できるケースもあるでしょう。
成長ホルモンの分泌パターンや骨年齢の進行速度が個人差を生む主要因となっています。
睡眠時間の確保と栄養バランスの改善により、遺伝的な身長ポテンシャルを最大限に引き出すことが可能です。
高校時代の生活習慣が最終身長に与える影響は想像以上に大きく、この時期の過ごし方が将来の身長を決定づけます。
晩熟タイプの人
晩熟タイプは思春期の開始が同年代より1〜2年遅く、高校入学後も継続的な身長の伸びが期待できる体質です。
小学校高学年から中学校にかけての急激な成長期を経験せず、高校生になってから成長スパートを迎えるパターンが典型的でしょう。
骨年齢が暦年齢より1〜2歳若い状態を保っているため、18歳を過ぎても身長が伸び続ける可能性があります。
両親の成長パターンを確認すると、遺伝的に晩熟傾向があるかどうかを予測できます。
晩熟タイプの高校生は、焦らずに規則正しい生活を続けることで、最終的には早熟タイプと同等かそれ以上の身長に到達することが多いのです。
小学校時代に遺伝予測身長より低かった人
遺伝予測身長は両親の身長から算出される理論値で、男子は(父の身長+母の身長+13)÷2、女子は(父の身長+母の身長−13)÷2で計算されます。
小学校時代にこの予測値を下回っていた生徒は、高校での追い上げ成長が期待できるでしょう。
栄養不足や運動不足、睡眠不足などの環境要因により一時的に成長が抑制されていた可能性があります。
生活習慣の改善により、本来の遺伝的ポテンシャルを発揮できる環境を整えることが重要です。
高校生活での適切な栄養摂取と十分な睡眠により、遺伝予測身長に近づく、あるいは超える成長を遂げる生徒も少なくありません。
思春期症状の出現が遅い人
声変わりや体毛の発生、体臭の変化などの思春期症状が遅れて出現する生徒は、成長期が長く続く傾向にあります。
男子では声変わりが15歳以降、女子では初経が13歳以降に始まった場合、晩熟型と判断できるでしょう。
性ホルモンの分泌開始が遅いことで、骨端線の閉鎖も遅延し、身長が伸びる期間が延長されます。
思春期症状の出現時期と身長の伸びには密接な関係があり、症状が遅い人ほど最終身長が高くなる傾向があります。
高校時代に思春期症状が本格化する生徒は、この時期の生活習慣管理が特に重要となります。
身長の伸びのピークが15〜16歳の人
一般的な成長ピークは男子で13〜14歳、女子で11〜12歳ですが、15〜16歳にピークを迎える生徒もいます。
年間成長率が5cm以上を記録する時期が高校生になってから訪れる場合、18歳以降も継続的な成長が見込めるでしょう。
成長速度曲線を記録することで、自分の成長パターンを客観的に把握できます。ピークが遅い生徒は、高校3年間で10cm以上身長が伸びることも珍しくありません。
この時期に適切な栄養と睡眠を確保することで、成長ポテンシャルを最大限に活かすことができます。
骨端線がまだ開いている人
骨端線は骨の成長部分であり、レントゲン検査により開存状態を確認できます。
高校生で骨端線が完全に開いている場合、まだ3〜5cmの身長増加が期待できるでしょう。
手首や膝のレントゲン撮影により、骨年齢と骨端線の状態を正確に評価することが可能です。
骨端線が閉じる時期は個人差が大きく、男子では18〜20歳、女子では16〜18歳が一般的ですが、それ以降も開いている場合があります。
整形外科での骨年齢測定により、今後の成長可能性を科学的に判断できるため、気になる場合は専門医への相談が推奨されます。
日本人成人の平均身長体重は?男女別や年齢別で解説
日本人成人の平均身長は男性が171.5cm、女性が158.0cmで、この数値は過去20年間ほぼ横ばいで推移しています。
20代から40代にかけては身長の変化はほとんどありませんが、50代以降は加齢による脊椎の圧迫により1〜2cm程度低下する傾向があるでしょう。
体重については年齢とともに増加する傾向が顕著で、基礎代謝の低下と運動量の減少が主な要因となっています。
高校生と成人の体格を比較すると、身長はほぼ同等ですが、体重は成人の方が5〜10kg多いのが一般的です。
日本人の体格は欧米諸国と比較すると小柄ですが、アジア圏では平均的な数値を示しています。
成人男性の平均身長は〇〇cm
成人男性の平均身長は171.5cmで、20代が171.7cm、30代が171.6cm、40代が171.4cmとわずかに低下する傾向を示しています。
BMI=22を基準とした日本人成人男性の身長別標準体重をまとめた結果は以下のとおりです。
都道府県別では秋田県や青森県などの東北地方が高く、沖縄県が最も低いという地域差も確認されています。
国際比較では、オランダの183.8cm、ドイツの180.3cmと比べると10cm以上の差がありますが、韓国の174.9cm、中国の172.1cmとはそれほど大きな差はありません。
日本人男性の平均身長は、栄養状態の改善により戦後から1980年代まで急速に伸びましたが、現在は頭打ち状態となっています。
成人女性の平均身長は〇〇cm
成人女性の平均身長は158.0cmで、20代が157.8cm、30代が158.2cm、40代が158.0cmとほぼ一定の数値を保っています。
男性と比較すると約13.5cmの差があり、この性差は世界的に見ても標準的な範囲内でしょう。
最近の若い世代では平均身長がわずかに低下する傾向も見られ、ダイエット志向による栄養不足が一因として指摘されています。
国際的には、オランダ女性の170.4cm、ドイツ女性の166.2cmと比べると低めですが、アジア圏では平均的な数値です。
日本人女性の身長は、健康意識の高まりとともに適正な体重維持を重視する傾向が強まっています。
成人男性の平均体重を年齢別比較
成人男性の平均体重は20代で67.1kg、30代で70.5kg、40代で71.3kg、50代で70.2kgと、30〜40代でピークを迎える傾向があります。
BMIで見ると20代の22.8から40代の24.3まで上昇し、中年期の体重増加が顕著に表れています。
筋肉量の減少と体脂肪の増加により、同じ体重でも体組成が大きく変化するのが特徴でしょう。
身長 | 標準体重 | 身長 | 標準体重 |
---|---|---|---|
150cm | 49.5kg | 165cm | 59.9kg |
151cm | 50.2kg | 166cm | 60.6kg |
152cm | 50.8kg | 167cm | 61.4kg |
155cm | 52.9kg | 168cm | 62.1kg |
158cm | 54.9kg | 170cm | 63.6kg |
160cm | 56.3kg | 175cm | 67.4kg |
参考元:厚生労働省「国民健康・栄養調査」
表 肥満度分類 – 日本肥満学会/JASSO
生活習慣病のリスクを考慮すると、20代の体重を基準として、年齢を重ねても大幅な増加を避けることが健康維持の鍵となります。
成人女性の体重の平均を年齢別に紹介
成人女性の平均体重は20代で51.3kg、30代で53.5kg、40代で54.8kg、50代で55.2kgと、年齢とともに緩やかに増加しています。
BMI=22を基準とした成人女性の身長別平均体重データをまとめた結果は以下のとおりです。
身長 | 標準体重 | 身長 | 標準体重 |
---|---|---|---|
150cm | 49.5kg | 165cm | 59.9kg |
151cm | 50.2kg | 166cm | 60.6kg |
152cm | 50.8kg | 167cm | 61.4kg |
155cm | 52.9kg | 168cm | 62.1kg |
158cm | 54.9kg | 170cm | 63.6kg |
160cm | 56.3kg | 175cm | 67.4kg |
数値の根拠
- 標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
- この22という数値は、日本肥満学会が健康標準値としているBMI値
BMIは20代の20.5から50代の21.8まで上昇しますが、男性と比べると増加幅は小さく、体重管理への意識の高さが反映されているでしょう。
出産や更年期などのライフイベントが体重変動に大きく影響し、ホルモンバランスの変化も考慮する必要があります。
痩せ願望が強い20代と、健康志向が高まる40代以降では、体重に対する考え方も変化します。
年齢に応じた適正体重を維持することで、骨粗鬆症や生活習慣病のリスクを低減できます。
高校生が身長を伸ばす方法
高校生が身長を伸ばすためには、成長ホルモンの分泌を最大化する生活習慣の確立が不可欠です。
睡眠の質向上、ストレス管理、栄養バランスの改善という3つの要素を同時に実践することで、遺伝的な身長ポテンシャルを最大限に引き出せるでしょう。
特に22時から2時のゴールデンタイムに深い睡眠を取ることで、成長ホルモンの分泌量が通常の3倍以上に増加します。
運動による適度な刺激も骨の成長を促進し、週3回以上の運動習慣がある生徒は平均2〜3cm高い傾向があります。
高校時代は身長を伸ばす最後のチャンスであり、この時期の努力が生涯の身長を決定づけることになります。
スマホを夜間使わない
夜間のスマホ使用は、ブルーライトによるメラトニン分泌の抑制を引き起こし、成長ホルモンの分泌を阻害します。
就寝2時間前からスマホの使用を控えることで、睡眠の質が向上し、成長ホルモンの分泌量が約30%増加するという研究結果もあるでしょう。
高校生の平均スマホ使用時間は1日4時間を超えており、特に就寝前の使用が睡眠障害の主要因となっています。
寝室にスマホを持ち込まない、夜間モードを活用する、アラーム専用の時計を使用するなどの工夫が効果的です。
質の高い睡眠を7〜8時間確保することで、身長の伸びに必要な成長ホルモンを十分に分泌させることができます。
ストレスの少ない生活を送る
慢性的なストレスはコルチゾールの過剰分泌を引き起こし、成長ホルモンの働きを阻害して身長の伸びを妨げます。
受験勉強や人間関係のストレスを適切に管理することで、成長ホルモンの分泌環境を整えることができるでしょう。
リラックス法として、深呼吸、軽い運動、音楽鑑賞などを日常的に取り入れることが推奨されます。
部活動や趣味活動への参加は、ストレス解消だけでなく、適度な運動による骨への刺激にもなります。
ストレスフリーな環境で過ごす高校生は、そうでない生徒と比べて平均1〜2cm身長が高いという調査結果もあります。
バランスの良い食事を取る
身長を伸ばすためには、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素をバランスよく摂取することが必要です。
1日3食規則正しく食べることで、成長に必要な栄養素を継続的に供給できるでしょう。
朝食を抜く高校生は全体の20%に上りますが、朝食を食べる生徒の方が平均身長が高い傾向があります。
身長を伸ばすために重要な栄養素と推奨摂取量を以下に整理しました。
- タンパク質:体重1kgあたり1.5〜2.0g
- カルシウム:800〜1000mg/日
- ビタミンD:5.5μg/日
- 亜鉛:男子10mg、女子8mg/日
- マグネシウム:男子360mg、女子310mg/日
インスタント食品やファストフードに偏った食生活は、成長に必要な栄養素の不足を招き、最終身長に悪影響を与える可能性があります。
タンパク質やカルシウムをしっかり摂る
タンパク質は成長ホルモンの材料となり、骨や筋肉の形成に不可欠な栄養素で、高校生は体重1kgあたり1.5〜2.0gの摂取が理想的です。
肉類、魚類、卵、大豆製品などから良質なタンパク質を摂取し、1回の食事で20〜30gを目安に分散して摂ることが効果的でしょう。
カルシウムは骨の主成分であり、牛乳、ヨーグルト、小魚、緑黄色野菜から1日800〜1000mg摂取することが推奨されます。
ビタミンDと一緒に摂取することでカルシウムの吸収率が向上し、日光浴により体内でもビタミンDが生成されます。
タンパク質とカルシウムを意識的に摂取している高校生は、そうでない生徒と比べて2〜3cm身長が高くなる可能性があります。